■ NOKO様からの頂きもの「ムウ・ラ・フラガ」 ■


ドミニオンからの攻撃をアークエンジェルが回避できないとわかったとき。反射的に俺は飛び出していた。
ストライクの性能を過信したわけではなかったが、それでもシールドへとエネルギーを集中させれば、少しは主砲のエネルギーを分散させることも出来るかもしれない思った。勿論、無事で済むわけもない、とも思ったが。
―――後悔は、していない。
君を、皆を守る唯一の手段。この場に俺しかいないことはわかっていた。
でも、ごめん。
頭に浮かんだのはその一言。
けれど、そんなことを言ったら君が哀しむのはわかっていたから。
君がいるはずの後ろを振り返り、生き残っていた通信回線がまだ繋がっていることを祈って、俺は言った。
「やっぱり、俺って、不可能を可能に―――」


いつか見た青い空。未来を語り、まっすぐ前を見つめる君の瞳。
君の隣で、ずっとその瞳を見つめていたいと、思っていた。そのまっすぐな瞳を、守っていきたいと。

マリュー・ラミアス。まっすぐに未来を見て、歩いていってくれ。
それだけが俺の望み。例え俺が傍にいられないとしても、それだけが俺の望みのすべてだ。


―――そして、光がはじけた―――




とても幸せそうな微笑みのイラストですが、
NOKOさんのコメント「ああ、このひと本当にマリューさんのことが好きなんだ」に
胸が痛みます…いやほんとうに。
ムウ独白は49話を見た後に三咲が書きなぐったものです。
消そうかと思ったけど…でもやっぱり見た後の素直な気持ちなのでここにUPしました。

■フリーということでお持ち帰りさせていただいたイラストです。ありがとうございます!■

[ NOKO様のHPへGO ]

last update 2003/09/24

※ウィンドウを閉じてお戻りください※